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オフィス設計のシステム開発

テレコムセンターの駅で降りると、すぐそばの空地にぽつんと家が建っている。
周囲は巨大なビルばかり。 しかも実物なのに、どこか模型のような家に感じられる。
不思議な風景だ。 実はこれ、SMAPのN居正広の家である。
フジテレビの番組「デリー・スマ」において、「お台場N居ハウス」の企画を通してつくられたもの。 サラリーマン(N居)と主婦(T中律子)と息子の三人家族のマイホームを建てるという設定。
明快なコンセプトの住宅を特徴とするT井幹夫が設計を担当した。 建築家による注文住宅はブームだが、台所まわりや収納の話に集中し、空間の構成が面白い作品は少ない。
この住宅は、施主役のタレントのわがままを聞き入れながら、T井が明快なコンセプトを打ちだしている。 住宅は二階建てで、半分は吹抜けになっている。

最大の特徴は、LVL(単板積層材)の集成材による格子が、壁、天井、床に使われていることだ。 全体はガラスに包まれており、外から格子の構造が丸見えになっている。
この家は、上下左右、四五センチ四方の格子のパいう素材が、新しい空間を導き、Kは一二世紀の動向を予感させる建築を生みだした。 千歳船橋の家が視界に入り、いきなりのけぞった。
クルマ台分の駐車スペースを覆いながら、軒が敷地いっぱいに張り出す。 写真ではよくわからなかったけれど、向かいの家が想像以上に隣接している。
屋根の先端は、敷地の形状に沿って斜めにカットされ、ぎりぎりのボリュームであることを強く感じさせるだろう。 小さいスペースゆえに、ダイナミクスが増幅される。
正面性の強いファサードが道路に向く千川の家や鵜の木の家とは違い、千歳船橋の家は行き止まりの場所で、横向きに細長いボリュームを置く。 住宅の背後にまわり込むと、風景が開け、児童館の庭と公園がある。
片流れの屋根は、こちらにもどんと飛びだす。 Mの広いオープンスペースに向かって軒が上昇し、開放的な表情を見せる。
一方、北側の正面は、開口部が小さいために、前後の雰囲気を反転させている。 ともあれ、ツッパリ少年のリーゼントのように、頭のとんがった感じは、T井幹夫らしい。
彼の作品には、いつもそうした思いきりのよさがあり、一目で全体のキャラクターを理解させる。 施主は家具を製作する趣味をもち、材料に詳しかったことから、ハウスメーカーに注文していくと、莫大なお金がかかるうえ、満足のいく仕上げにならないと考えたという。
そこで建築家に設計を依頼することを決めた。

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